
東京:火曜日、日本のロケット試験場で大規模な火災が発生し、炎と煙が上空に舞い上がった。
日本南部の鹿児島の遠隔地で、固体燃料のイプシロンSロケットの試験が行われていた。
公共放送NHKの映像は、種子島宇宙センターから立ち上る火の玉と白い噴煙を映し出していた。
約900メートル離れた場所にいたジャーナリストは、午前8時30分(日本時間23時30分)に燃焼試験が始まった直後に大きな爆発があったと報告した。
「今日の燃焼試験中に異常があった」宇宙航空研究開発機構(JAXA)はAFPの声明で、「何が起きたか評価中だ」と述べた。
「現時点で負傷者は出ていない。原因も調査中である」
朝日新聞は、イプシロンの後継機であるイプシロンSを3月までに打ち上げるという宇宙航空研究開発機構の計画が、ほぼ不可能になったと報じた。
2023年7月、イプシロンSのエンジン1基が点火から約50秒後の試験中に爆発した。
この事故では、点火の際に出た金属片が溶けてエンジンを覆う断熱材を損傷し、燃料に引火したと共同通信は報じた。
この事故は、次世代ロケットシステムH3の打ち上げを含む、日本の宇宙開発計画にとって相次ぐ挫折のひとつであった。
JAXAは今年2月、スペースX社のファルコン9に対抗するH3の打ち上げに成功した。
しかしその後、2023年2月に点火に失敗した。その翌月には爆破直後に破壊指令が出された。
「イプシロンSを含め、フラッグシップロケットの開発は日本の宇宙開発計画の自立にとって極めて重要だ」と、林芳正官房長官は火曜の定例ブリーフィングで記者団に語った。
1月、日本は無人探査機の月面着陸に成功し、月面に軟着陸した5番目の国となった。
しかし3月、日本の民間企業が製造したロケットが打ち上げ数秒後に爆発した。
東京に本社を置くスペース・ワンの18メートル(60フィート)のカイロス・ロケットは、西日本の沿岸和歌山地方で、政府の小型試験衛星を搭載して爆発した。
約5秒後、固体燃料ロケットは火を噴き、オレンジ色の炎が地上で燃え盛る中、白い煙が人里離れた山間部に立ち込めた。
スプリンクラーが散水を始めると、燃えカスが周囲の斜面に落下し、近くの水辺を含むパブリックビューイングエリアに集まった数百人の観客が見守るドラマチックな光景となった。
スペース・ワンは当時、「飛行中止」の決定を下し、詳細を調査中であると述べた。
AFP