
日本維新の会は1日、大阪市内で開いた臨時党大会で党代表選の投開票を行い、共同代表を務める吉村洋文・大阪府知事(49)を新代表に選出した。10月の衆院選敗北を受け、吉村氏は来年夏の参院選などに向け党勢回復に取り組む。
代表選は2022年8月以来で、吉村氏は馬場伸幸氏の後継となる。所属議員などを含め、一定の条件を満たした党員約2万6000人に1人1票が与えられた。
維新は衆院選で、公示前から5議席減の38議席に後退。比例代表の得票数も約300万票減らした。選挙後、党規約に従い、代表選実施の可否を問う所属議員らの投票が行われ、大差で実施が決定。馬場氏は直後に不出馬を表明した。
吉村氏は新代表選出後の記者会見で、今後の党運営や人事の方針について説明する。党規約は、代表の指名により共同代表を置くことができると定める。代表が国会議員でない場合は、「国会議員団の長」が共同代表に就く。
立候補したのは届け出順に吉村氏、金村龍那衆院議員(45)=比例代表南関東ブロック、空本誠喜衆院議員(60)=広島4区、松沢成文参院議員(66)=神奈川選挙区。
時事通信