
北京:中国地震ネットワークス・センターによると、火曜日の朝、チベットで最も神聖な都市の近くでマグニチュード6.8の地震が発生し、シガツェ周辺の建物が被害を受け、近隣のネパールやインドの人々が通りに飛び出した。
午前9時5分(0105GMT)に発生した地震の震源の深さは10kmで、マグニチュードは6.9であった。
近くの町Lhatseからの余波を示すビデオでは、崩れた店先が見られ、がれきは道路に流出している。
ロイター通信は、衛星写真やストリートビューの画像と一致する近隣の建物、窓、道路のレイアウト、看板から場所を確認することができた。日付は独自に確認できなかった。
約400キロ(250マイル)離れたネパールの首都カトマンズでも揺れを感じ、住民が家から逃げ出した。
ネパールと国境を接するインド北部のビハール州でも揺れを感じた。壁が揺れたため、人々は家やアパートから空き地に逃げ込んだ。
これまでのところ、物的損害や損失の報告は受けていないとインドの当局者は述べた。
マグニチュード6.8の地震は強いとされ、甚大な被害をもたらす可能性がある。
中国の南西部は頻繁に地震に見舞われている。2008年に四川省で発生した巨大地震では、7万人近くが死亡した。
中国国営放送CCTVによると、過去5年間にシガツェ地震から200km以内で起きたマグニチュード3以上の地震は29回あったが、いずれも火曜日の朝に発生した地震より小さかった。
2015年には隣国ネパールのカトマンズ近郊でマグニチュード7.8の揺れが発生し、同国最悪の地震で約9000人が死亡、数千人が負傷した。
ロイター