
河野太郎防衛相は1日の記者会見で、中東シーレーン(海上交通路)の船舶の安全確保を目的とした情報収集活動に2月から当たっている海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」に代わり、護衛艦「きりさめ」が5月10日に海自佐世保基地を出港すると発表した。現地に派遣される2隻目の艦艇となる。
船内での新型コロナウイルスの集団感染を防ぐため、出港前に臨時の健康診断を行うほか、出港後2週間は日本近海で訓練し、感染者がいないことを確認した上で現地に向かう。活動開始は6月前半となる見通し。
河野氏は中東情勢について「緊張はあるが、特に大きな変化はない」と指摘。活動の継続については、中東地域での新型ウイルスの感染状況を注視する考えを示した。
JIJI Press