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「UFO」遭遇したらどうする=呼び掛け、領空侵犯は?―自衛隊

国防総省が公開した2004年と15年に撮影された映像には、楕円(だえん)形の物体が飛行する様子などが映っている。(AFP)
国防総省が公開した2004年と15年に撮影された映像には、楕円(だえん)形の物体が飛行する様子などが映っている。(AFP)
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02 May 2020 12:05:03 GMT9
02 May 2020 12:05:03 GMT9

米国防総省が未確認飛行物体(UFO)のような謎の飛行物体の映像を公開したことを受け、防衛省は航空自衛隊のF15戦闘機などがUFOと遭遇した場合の対処手順を定める方針だ。

記録や報告の仕方、領空侵犯された場合にどうするかなどを検討するが、正体不明の物体だけに対応はパイロットを悩ませそうだ。

国防総省が公開した2004年と15年に撮影された映像には、楕円(だえん)形の物体が飛行する様子などが映っている。河野太郎防衛相は28日の記者会見で、「自衛隊のパイロットは今までUFOに遭遇したことはないようだが、万が一遭遇したときの手順をしっかり定めたい」と述べた。

防衛省によると、国籍不明機に対する空自の緊急発進(スクランブル)では、北海道から沖縄県まで7基地に配備された戦闘機が対象機の行動を監視し、識別。領空侵犯の恐れがある場合は、まず英語で針路変更を呼び掛ける。機体の国籍が判明すれば、その国の母国語でも通告する。

領空侵犯した場合は、警告のためえい光弾を混ぜた信号射撃を行ったり、強制着陸させたりもできる。しかし、UFOにどの程度実効性があるのかは不明だ。

地上のレーダーサイトに探知されず、訓練や警戒監視中の自衛隊機が遭遇することもあり得る。空自関係者は「遭遇すれば訓練は即中止になる。安全な距離を確保してドローンでないかも含め識別を試み、地上の防空指令所に報告、判断を仰ぐのではないか」と話す。

河野氏は「正直言うとあまりUFOを信じてはいないが、国防総省がああいう映像を出したので少し米側からその真意や、分析を聞きたいと思っている」とも話している。

JIJI Press

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