
東京:2023年の選挙イベントで岸田文雄元首相に手製のパイプ爆弾を投げつけた男は、西日本の裁判所で火曜日に始まった公判で、政治家を殺すつもりはなかったと否定した。
木村隆二被告(25)は、2023年4月15日に和歌山市の小さな漁港で岸田首相を襲撃した殺人未遂と、爆発物や殺傷武器を規制する法律違反など他の4つの罪で起訴されている。
当時の首相に怪我はなかったが、2人が軽傷を負った。木村被告はその場で逮捕された。
NHKや他のメディアによると、火曜日の和歌山地裁での公判で、木村被告は岸田首相を殺すつもりはなかったと述べ、殺人未遂については無罪を主張した。NHKや他のメディアによると、木村被告は爆弾の製造などを認めたという。
判決は今月末に出される予定だ。
岸田首相への襲撃は、奈良で選挙演説中の安倍晋三元首相が暗殺された事件の約1年後に起こった。
この事件は国民に衝撃を与え、要人警護の強化を促した。
日本では銃規制が厳しいため、銃に関連した犯罪は少ないが、近年は地下鉄などで刃物による襲撃事件が相次いでおり、手製の銃や爆発物に対する懸念が高まっている。
検察によれば、木村被告が岸田首相に投げつけた爆弾は、彼が選挙イベントに持ち込んだ2つのうちの1つだったという。
ソーシャルメディアへの投稿は、木村被告が日本の選挙制度に不満を持っていたことを示唆した。
当局は、会場から60メートル(65ヤード)離れたコンテナにパイプ爆弾の部品が刺さっているのを発見した。
検察は、それは致命的な可能性があったとしている。
AP