
ソウル:北朝鮮は土曜日、核兵器は交渉のためのものではなく、自国民と世界の平和を脅かす敵に対する戦闘使用を目的としていると、国営メディアが報じた。
この声明は、ドナルド・トランプ米大統領が金曜日、日本の石破茂首相をホワイトハウスに迎えた後に発表された。両首脳は、北朝鮮が核兵器計画を中止させるよう確実にするという決意を表明した。
KCNAは、日米首脳会談には言及せず、代わりに、北朝鮮の完全な非核化を求める要求を繰り返したNATOおよびEU当局者のコメントを引用した。
「我々は、これをはっきりと再度言明する。我々の核兵器は、誰かの承認を得るための広告などではなく、ましてや金銭と交換する交渉材料でもない」と、KCNAは声明で述べた。
「我々の核戦力は、我が国の主権と国民の安全を侵害し、世界平和を脅かす敵対勢力のいかなる企ても迅速に排除するための、揺るぎない戦闘使用を目的としている」と、KCNAは述べた。
北朝鮮は、トランプ大統領が金正恩氏との接触を再開しようと持ちかけたことに対して直接的な反応を示しておらず、その代わりに核戦力を「強化する」という意向を強調している。
トランプ大統領は金曜日、「北朝鮮および金正恩氏と関係を持つ」と述べ、金氏と良好な関係にあると付け加えた。2人はトランプ大統領の最初の任期中に前例のない首脳会談を行った。
1月20日、トランプ氏は2期目の就任式で、北朝鮮を「核保有国」と表現し、非核化交渉よりも軍縮交渉を追求するのではないかという疑問を投げかけた。
トランプ氏と石破氏による共同声明では、「両首脳は北朝鮮の核・ミサイル計画に対する深刻な懸念と対処の必要性を表明し、北朝鮮の完全な非核化に向けた断固たる決意を再確認した」と述べた。
ロイター