
東京:大阪万博のチケット販売不振を受け、石破茂首相は12日、当日入場券の発売を発表した。
万博には約160の国と地域が参加し、6ヶ月間にわたって技術力や文化力を披露する。
しかし、万博に対する市民の熱意はいまひとつで、建設予算に対する批判もあり、先週までに販売された入場券は780万枚にとどまった。
大阪府の吉村洋文知事は、今月行われた石破氏との会談で、販売ペースが遅いのは、前売り券を手に入れるための「複雑な」オンライン手続きが原因である可能性があると述べた。
「万博の開幕が近づくにつれ、これは状況を改善する最後のチャンスだ」と吉村知事は話した。
石破幹事長は火曜日、当日入場券を発売すると発表した。
インフレと労働力不足により、総建設予算は2020年の見込みから27%増の2350億円に膨れ上がった。
文化と産業の発展を祝う最初の「万国博覧会」は1851年にロンドンで開催され、1889年のパリ万博ではエッフェル塔が建設された。
現在は万博と呼ばれ、5年ごとに世界各地で開催されている。Covid-19の流行で延期された2020年のドバイ万博は、2021年から22年にかけて開催された。
AFP