
ワシントン:ドナルド・トランプ大統領は、日本は軍事的に米国を守る必要はなく、経済的に米国から「大儲け」していると述べ、重要な同盟国に対して即席の攻撃的な言葉を放った。
この発言は、日本の経産大臣がワシントンを訪問し、差し迫った鉄鋼とアルミニウムに対するアメリカの関税の免除を要求すると報じられている中でのことだ。
「日本とは素晴らしい関係にある。しかし日本とは、我々は彼らを守らなければならないが、彼らは我々を守る必要はないという興味深い取り決めになっている」とトランプ大統領は木曜日に語った。
「ところで、彼らは我々から経済的に大儲けしている」
これに対して林芳正官房長官は金曜日、日本はワシントンが日米安全保障条約の義務を守ると信頼していると述べた。
約54,000人の米軍兵士が日本に駐留しており、そのほとんどが台湾の東にある沖縄地域に駐留している。
一方、東京で武藤経済産業相は記者団に対し、今回の訪米が「日米双方の国益にとってwin-winとなることを望んでいる」と語った。
訪米は調整中であり、日本のメディアが伝えた3月9日から13日の日程や、日本への課税を免除するよう米当局に働きかけるという報道については特に認めていない。
トランプ大統領は、来週の水曜日に例外なく25%の鉄鋼・アルミニウム関税を課すとしている。
「これらの(関税)措置の具体的な内容とその影響を綿密に調査することが重要だ」と武藤氏は金曜日に述べた。
また、トランプ大統領がアラスカの「巨大な」天然ガスパイプラインに何兆ドルも投資しようとしている国の中に日本も入っていると発表したことに冷や水を浴びせた。
「採算性や供給開始時期など、政府と民間が検討すべき問題だ」と武藤氏は語った。
「このプロジェクトについて、アメリカ政府高官から詳細を聞くことを期待している」と付け加えた。
トランプ大統領はまた、自動車輸入に約25%の関税を課すと脅している。自動車は昨年、日本の対米輸出のほぼ3分の1を占めていた。
石破茂首相は2日、武藤氏の訪米に言及することなく、日本の「アメリカ経済への貢献は大きい」と国会で述べた。
「だから、我々は断固として、感情と論理をもって、関税についてワシントンに訴えたい」と語った。
武藤氏と日本の外務大臣は、自由貿易を促進し、ビジネス関係を強化する機会として、金曜日に東京で英国側と経済安全保障協議を行う予定だ。
AFP