
東京:北朝鮮は、G7諸国が自らは核兵器を保持し、非核保有国へ防衛技術を拡散させながら、一方で北朝鮮には核兵器を放棄させようとしているとして、彼らを偽善的だと非難した。
北朝鮮外務省の報道官は月曜日に声明を発表し、G7を「米国主導の核犯罪集団」であり、「世界の平和と安全、そして国際的な核不拡散体制を破壊する主犯」だと非難した。
「事実は、米国とその追随国から成るG7こそが、国際的な核危機の発生と悪化の根源であることを示している」と北朝鮮は主張し、非核化はG7諸国から始めるべきだと訴えた。
「国際的な平和と安全を深刻に脅かす核犯罪集団と化したG7は、他国の非核化を語る前に、時代錯誤的な核覇権の野望を完全に放棄しなければならない」と声明は述べている。
また、「国家の最高法により恒久的に確立された朝鮮民主主義人民共和国の核保有国としての地位は、認められるかどうかに関係なく変わることはない。我々の核戦力は、国家の主権、領土保全、そして基本的利益、さらには朝鮮半島を守るものである」と強調した。
北朝鮮はさらに、G7諸国が核拡散を行い、他国へ技術を共有していると批判し、米国を朝鮮半島および世界各地で核危機を引き起こした張本人だと非難した。
また、英国が非核保有国に核潜水艦技術を移転していること、フランスがヨーロッパにおける核拡散を「助長」していること、日本が米国との「核同盟」を結んでいることを批判した。
声明の最後に、北朝鮮は「朝鮮民主主義人民共和国は、外部からの核の脅威に対応し、自国の核戦力を刷新・強化していく。責任ある核保有国として、国や地域、世界の平和と安全を確固たるものとする」と述べた。