
ニューデリー:日本は、インド太平洋地域における韓国、インドとの緊密な安全保障協力を支持すると述べた。フィリピンの軍事長官が、米国が支援する安全保障グループが、この地域で中国に対抗するために両国が参加することを望んでいると述べた数日後のことだ。
日本の防衛省は月曜日、ロイター通信に寄せた声明で、同盟の多層的なネットワークを構築すること全般を支持すると述べた。
スクワッドは、オーストラリア、日本、フィリピン、米国で構成される非公式な多国間グループであり、防衛協力、情報共有、合同軍事演習や作戦に重点を置いている。
「日本が第二次世界大戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面している今、同盟国や志を同じくする国同士のネットワークを有機的かつ多層的に構築し、そのようなネットワークを拡大し、抑止力を強化することが重要である」と防衛省は述べた。
防衛省はまた、「日米同盟を中核としつつ、『自由で開かれたインド太平洋』を実現する観点から、オーストラリア、フィリピン、韓国、インドを含む地域のパートナー間の緊密な協力が極めて重要であると考えている」と付け加えた。
フィリピンの軍事責任者であるロメオ・S・ブラウナー大将は、先週ニューデリーで開催された安全保障フォーラムで、スクワッド諸国は中国に対抗するためにインドと韓国をグループに加えようとしていると述べた。彼の発言は、南シナ海の係争海域でここ数年マニラと北京の対立がエスカレートしていることを受けたものだ。
インドの国防省と在インド韓国大使館は、コメントの要請に応じなかった。
在インド米国大使館のクリストファー・エルムズ報道官は先週、ロイター通信に対し、「米国は、より安全で繁栄したインド太平洋地域を推進し続けるため、すべてのパートナーと協力し続ける」と述べた。
オーストラリア国防省はコメントを求めても回答しなかった。
ロイター