
日本相撲協会は13日、新型コロナウイルスに感染した28歳の力士が死亡し、この致死性ウイルスにより死亡した最初の力士になったと発表した。
日本の公共放送局NHKによると、力士の勝武士さん(本名・末武清孝)は先月入院し、13日に新型コロナウイルスに関連した多臓器不全のため都内の病院で死去した。
勝武士さんは高田川部屋に入門し、2007年に初土俵。最高位は上から4番目に高い東三段目11枚目だった。
日本相撲協会は4月に高田川部屋の力士5人が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを発表した。他の力士が完全に回復したかどうかは不明。
日本相撲協会は先週、新型コロナウイルスの感染拡大のために中止されていた大相撲夏場所が東京の両国国技館で5月24日〜6月7日に開催されると発表した。
大阪での大相撲春場所は3月に無観客で行われたが、日本が全国に出している非常事態宣言を少なくとも5月末まで延長したため、相撲協会は5月場所は不可能だと判断した。
12日の時点で、日本では1万6759人が新型コロナウイルスに感染し、691人が死亡している。
ロイター