フランク・ケイン
ドバイ:年末にかけての原油供給量の段階的増加について話し合う金曜日のOPECプラスの会議は、一部の国からの要求に対応するための新たな条件に参加国が合意できず、月曜日に延期された。
OPEC加盟国と、ロシアが主導する他の産油国10ヶ国のアライアンスであるこのグループは当初、8月から12月まで各月1日あたりの原油生産量を約40万バレル増やし、来年4月に期限満了予定の産出制限継続に関するより広範な合意を2022年末まで延長するという提案に合意していた。
これは最終合意形成には至らなかったが、石油業界の専門家たちは、来週交渉が再開されれば合意に達すると信じている。
サウジアラビアとロシアは、世界がパンデミックによるロックダウンから抜け出し始めるなか、増加する需要に十分に対応するため今後数ケ月で原油の供給を徐々に増やしたいと考えている。アブドゥルアジーズ・ビン・サルマン大臣は先月、世界的なベンチマークであるブレント原油の価格高騰のなかでも、原油供給への慎重な対応を維持する必要があることを強調した。 原油価格は今年50%以上上昇し、昨日の価格は1バレル76ドルだった。