



東京:大阪・関西万博の13日目、パレスチナ館に幸運が訪れ、バーレーン館は高い評価を受けた。また、現地メディアによると、フランシスコ法王の死去を受けて、万博では各国の国旗が半旗に掲げられている。
パレスチナ館では、イスラエルの通過許可を得られず港で足止めされていた展示品がようやく到着し、幸運な出来事として注目された。展示品は水曜日の夜遅くに到着し、館長のラファト・レイヤン氏はMBSニュースに対し、「展示品が到着して本当にうれしい。これを見た人たちが、パレスチナとその人々の存在を理解してくれたら」と語った。
一方、バーレーン館は金沢市の真柄建設によって建てられ、その独創的なデザインが国内外の来場者を魅了している。縦の柱を使わない美しい曲線の構造は、バーレーンを象徴する「大きな木造船」をモチーフにした4階建ての建築で、木材を斜めに組み合わせた独自の技術が用いられている。「海をつなぐ―五感の旅」というテーマのもと、訪問者を感覚的な旅へと誘う。設計を手掛けたのは、英国博物館の設計でも知られるレバノン出身の女性建築家、リナ・ゴットメ氏で、このパビリオンは万博の目玉の1つとなっている。
4月21日に法王フランシスコが死去したことを受けて、イタリア館やバチカンを含む各国のパビリオンでは半旗が掲げられた。イタリア館内のバチカンブースでは、来場者が弔意を記すための記帳台も設けられた。
木曜日には、デンマークのフレデリク国王が来日し、デンマークのナショナルデーを祝して万博を訪問した。レイガーデンでのスピーチでは、20年前の愛知万博への訪問を振り返りつつ、万博が国際理解と協力の場として重要であることを強調した。これは、国王が今年1月に即位して以来、初のアジア訪問でもある。デンマーク王室はヨーロッパ最古の王室であり、日本の皇室とも深い関係がある。
朝日新聞の調査によると、万博開幕以来、SNS上での関連投稿数が著しく増加している。ユニークな文化・技術展示や著名人の訪問により関心が高まり、特に関西圏での盛り上がりが顕著だ。東京での投稿は大阪の約6分の1にとどまっている。昨年は「万博」に関連する投稿数が10万~20万件程度だったのに対し、3月には50万件、そして4月13日の開幕から1週間で460万件に達した。