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万博の来場者数に疑問、米国館は人気、インド館もオープン

万博の実際の来場者数をめぐる論争は、依然として関心を呼んでいる。 (ANJ)
万博の実際の来場者数をめぐる論争は、依然として関心を呼んでいる。 (ANJ)
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02 May 2025 09:05:17 GMT9
02 May 2025 09:05:17 GMT9

アラブニュース・ジャパン

大阪:大阪・関西万博の主催者は、来場者数が万博開催前の予想を下回っているとの一部地元メディアの報道にもかかわらず、万博は高い人気を誇っていると主張している。また、これらの数字は誇張されているか、少なくとも不正確であるという意見もある。とはいえ、米国館はかなりの関心を集めており、インド館もついにオープンした。

「本当の数字は?」

万博の実際の来場者数をめぐる論争は、依然として関心を呼んでいる。弁護士の紀藤正樹氏はXで、日本万国博覧会協会が1日の来場者数にスタッフやメディア関係者を含めていることを報じ、これを 「水増し 」と批判した。

4月23日、万博は来場者数100万人達成を祝ったが、そのわずか2日後、メディアは「一般来場者数」も100万人を超えたと報じた。同協会は毎朝、前日の来場者数を発表しているが、その中には「ADパスを持っている方○○名」という区分があり、経営陣やメディア関係者を指している。

このため、ソーシャルメディア上では 「哀れだ 」といった批判の声が上がっている。これらのADチケット保持者のうち約1万7000人が毎日来場し、総来場者数の約20%を占めるため、184日間のイベントで300万人近い数字が増える可能性がある。

同協会は、その集計方法は先のドバイ万博と一貫していると主張しているが、同万博のパンデミック(世界的大流行)の背景から、大阪・関西万博との関連性には疑問が残る。対照的に、2005年に開催された愛知万博では、スタッフを除外し、チケットを購入した入場者と子供など無料入場者のみを含めて入場者数を報告している。

「人だかりはアメリカ館へ向かう」

アメリカ館は多くの来場者を集める人気アトラクションである。静岡テレビの斎藤諒アナウンサーは現地から生中継で、「前が見えないほど列が伸びている 」とレポートしていた。200近いパビリオンの中でも、アメリカ館の人気は際立っている。同パビリオンの広報を担当する富瀬和美氏は、メディアの取材に対し、「アメリカ館には1万人弱の来場者があった 」と話した。

アメリカン・パビリオンには5つの展示エリアがあり、来場者は各エリアを巡る。全米各地の美しい風景がスクリーンに映し出され、参加者は没入感のある映像を楽しむことができる。

「宇宙へ」

アメリカン・パビリオンの「スペース・エリア」では、初めて月面に降り立った米国のロケットやさまざまなオブジェの模型が展示され、来場者は「宇宙」を間近に体験することができる。

富瀬氏が説明する。「左は3Dプリンターです。月面で役立つことを想定して設計されました。この3Dプリンターは月面に設置され、そこで建築資材を作ります。」

さらに、ロケット打ち上げシミュレーションエリアがあり、来場者は発射台の「下」の見晴らしのいい場所から打ち上げを見ることができる。パビリオンには、1972年のアポロ17号ミッションで採取された月の石も展示されている。

「インド館がついにオープン」

万博開幕から2週間以上が経過し、インド館が正式にオープンした。世界遺産に登録されている壁画や、エントランスの回転式タイムホイールなど、インドの魅力が詰まった外観となっている。蓮の花をモチーフにしたこのパビリオンは、インドの歴史と宇宙開発を紹介している。

ブルネイを含め、開館が遅れていたパビリオンがいくつかオープンした。あるテレビのコメンテーターは、南アジアと東南アジアのスケジュールの違いを指摘し、「忍耐が必要だ 」と示唆していた。

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