
東京:駐日ミャンマー大使館は、1944年のインパール作戦における多大な貢献に対し、102歳の今泉清詞氏に第一等社会功労勲章を授与した。
2025年5月1日、埼玉県の今泉邸にて、2024年度名誉称号「社会分野功労章(一等章)」の授与式が行われた。この栄誉ある賞は、ミャンマー連邦共和国の行政機能を統括する国家行政評議会から授与される。
ウ・ソエ・ハン駐日ミャンマー大使は、大使の配偶者、ミャンマー大使館の職員、今泉清詞氏の家族らが出席した式典で勲章を授与した。
ウ・ソエ・ハン大使は祝辞を述べ、今泉氏のミャンマーとミャンマー国民への支援を賞賛した。「今泉氏の絶え間ない努力は、ミャンマーと日本の間に強い友好の絆を築き、1989年4月の設立から2008年まで、奨学金を通じて日本の若いミャンマー人留学生に力を与えた今泉ミャンマー奨学金プログラムに象徴されています」と大使は述べた。
今泉氏は102歳の誕生日を迎え、名誉称号を授与されたことに心から感謝の意を表した。彼は、第二次世界大戦中にミャンマーに赴任した際のミャンマー人の親切を懐かしんだ。この個人的なつながりが、ミャンマーとその国民を支援し続ける大きな動機となっている。
今泉奨学金は、博士号取得を目指す20名を含む178名のミャンマー人奨学生に授与された。また、ミャンマーで最近発生した地震で被災した学校や僧院への救援・復興支援も行った。