
東京:日本は、シリアに対する制裁の解除または維持についての決定を下す前に、国連および国際社会の反応を注意深く見守っている。
「シリアに対する制裁を解除するというドナルド・トランプ米国大統領の発言は承知しています。我が国としては、シリアの暫定政府が包摂的な政治的解決と国民和解に向けた対話を進めており、引き続き平和的かつ安定した移行に向けて取り組んでいくものと認識しています」と、岩屋毅外務大臣はアラブニュース・ジャパンの質問に対する記者会見で述べた。
さらに彼はこう続けた。「我々は状況を評価しており、シリア国民にとってより良い国家の形成が望ましいとの観点から、国際社会、特に国連安全保障理事会の制裁委員会の議論を注視しています。その上で、どのような行動を取るべきか適切に判断したいと思います。」
トランプ米国大統領は、今週のサウジアラビア訪問中にシリアへの制裁を解除することを発表した。