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福島県のALPS処理水についてIAEAの専門家がレビュー

この水は、複数の処理施設を通じて浄化・処理され、トリチウム以外のすべての放射性物質の濃度が安全基準を満たすようになっている。(AFP)
この水は、複数の処理施設を通じて浄化・処理され、トリチウム以外のすべての放射性物質の濃度が安全基準を満たすようになっている。(AFP)
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21 May 2025 12:05:16 GMT9
21 May 2025 12:05:16 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:外務省によると、国際原子力機関(IAEA)とその他の専門家から成るタスクフォースが、東京電力福島第一原子力発電所からのALPS処理水の海洋放出についてのレビューを行うため、5月26日から30日にかけて日本を訪問するという。

ALPS(多核種除去設備)で処理された水とは、2011年に発生した東日本大震災および津波によって破壊された福島第一原発の建屋内にあった放射性物質を含む水のことである。

この水は、複数の処理施設を通じて浄化・処理され、トリチウム以外のすべての放射性物質の濃度が安全基準を満たすようになっている。トリチウムについては、海水で大幅に希釈された上で海に放出され、安全基準を完全に満たしている。

日本は、特に中国と韓国に対して、この処理が安全であり、福島産の海産物が有害でないことを世界に理解してもらおうと懸命に努力している。

中国と韓国は福島周辺地域の食品をボイコットしているが、日本人やその他の国籍の人々は福島産の食品を引き続き消費している。中国と韓国がこの問題を政治的な攻撃手段として利用しているとの批判もある。

日本政府は、国民への情報提供を行い、検査結果を公表している。国内外でのALPS処理水の取り扱いに関する理解を深めたいとしている。

IAEAタスクフォースには、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、韓国、マーシャル諸島、ロシア、イギリス、アメリカ、ベトナムから独立した立場で参加する11人の国際専門家が含まれている。

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