
東京:ドナルド・トランプ米大統領は今月、石破茂首相との電話会談で、ミサイル防衛シールド「ゴールデン・ドーム」の技術開発について日本と協力することを話し合った、と日本経済新聞が報じた。
日米両国は、飛来する脅威を迎撃するシステムで協力することが期待されており、東京が参加することで、現在進行中のワシントンとの関税交渉で譲歩を勝ち取るための切り札となる可能性があると、情報源を明かさずに同紙は伝えている。
トランプ大統領は今月、1750億ドルをかけて計画されている防衛シールドの設計を決定し、2029年の任期終了までに完成させたいプロジェクトの責任者にマイケル・ゲトリン米宇宙軍大将を任命したと発表した。米議会予算局の試算では、ゴールデン・ドームは20年間で8,310億ドルかかるという。
日本とアメリカはこれまでにも、宇宙空間の弾頭を攻撃できる迎撃ミサイルの共同開発など、弾道ミサイル防衛で協力してきた。
ロイター