
東京:橋本聖子氏が日本オリンピック委員会(JOC)の会長に選出され、同団体初の女性会長に就任した。橋本氏は元オリンピック選手で、木曜日の夜に3期務めた山下泰裕氏の後任として選出された。
橋本氏は、3回の夏季オリンピック(1988年、1992年、1996年)で自転車競技、4回の冬季オリンピック(1984年、1988年、1992年、1994年)でスピードスケートに出場した。1992年のアルベールビル大会ではスピードスケートで銅メダルを獲得した。
橋本氏は与党自由民主党の閣僚を歴任し、現在は参議院議員を務めている。
また、2021年初頭に東京オリンピック組織委員会会長に任命された。前任の 森喜朗氏は、女性に対する差別的な発言により組織委員会会長を辞任した元首相だ。
日本のメディアは、彼女が最近、退任する国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と会談し、日本が再びオリンピック招致に立候補するよう促されたと報じた。
「JOCの使命は、再びオリンピックとパラリンピックの開催を招致することだと考えている」と、彼女は日本の通信社・共同通信に語ったと報じられた。
東京オリンピックは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより1年延期され、2021年に開催された。
延期前からも、東京大会は費用の高騰に悩まされ、最終的に2030年冬季オリンピックの候補地だった札幌市の立候補を断念させる立候補操作スキャンダルが発生した。
橋本氏は厳しい監視に直面するだろう。朝日新聞の英語版ウェブサイトは、彼女が与党自民党に関連する政治資金スキャンダルについて言及したと報じた。
「私の行動に疑いがあれば立候補しなかった」と彼女は述べたという。
AP