
ジェットコースターでの絶叫はお止めください。お化け屋敷ではソーシャルディスタンスを守って脅かします。そして、お気に入りのスーパーヒーローとのハイタッチはお控えください:新型コロナ時代の日本の遊園地へようこそ。
日本の遊園地は徐々に再開されつつあり、各遊園地の運営者グループは、ウイルスの脅威の下での安全な運営方法に関する共通のガイドラインを公表した。
こうした提言の中では、スリルを求めている人々が常にマスクを着用し、ジェットコースターやその他の乗り物で、「大声を出すことは控える」ようにお願いされている。
お化け屋敷に潜んでいる「幽霊たち」は、自らの「犠牲者たち」から安全な距離を保つべきである、とガイドラインは付け加えている。
動物マスコットの縫いぐるみや、スーパーヒーローの扮装をした職員を含む遊園地のスタッフは、若いファンと握手したり、ハイタッチをしたりするべきではなく、適切な距離を保つべきである。
悪役と死闘中のスーパーヒーローも、観客から応援の声を煽ることを避けるべきだ。これは叫び声を抑えるためであり、叫ぶことにより、新型コロナウイルスを含んだ飛沫が、空気中を浮遊する可能性があるからだ。
専用グラスやゴーグルが十分に消毒されなければ、ヴァーチャルリアリティーのアトラクションも開催すべきではない、とガイドラインは提言している。
そして多分これは親たちがホッとすることだろうが、売り子たちは子ども客たちが触ったり、遊んだり、食べたりする玩具や食べ物をなくすように求められている。
「こうしたガイドラインは感染をゼロにするものではありませんが、感染リスクは減らすでしょう」と運営者たちは認め、伝染リスクを軽減する方法を検討し続けることを約束している。
日本の最も有名なテーマパーク、東京ディズニーランドと、大阪市西部のユニバーサルスタジオジャパンは閉鎖したままで、まだ再開の日は定まっていない。
しかし安倍首相は5月25日、日本での新型コロナウイルス感染者の数が激減した後、緊急事態宣言を全国的に解除した。
可能な限りのマスクを着用やソーシャルディスタンスなど、新型コロナウイルスの「新しい日常」に、国民と企業は慣れるように促された。
AFP通信