
韓国で数日間にわたる豪雨により洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも18人が死亡した。内務安全省は月曜日、激しい雨は月曜日には弱まったと発表した。
同省によると、日曜日の夕方時点で9人が行方不明のままであり、被害の最も甚大な地域の住民はショック状態にある。
首都ソウルから北東約62キロメートル(38.5マイル)にある加平では、日曜日に17時間かけて173ミリメートル(6.8インチ)の雨が降り注いだ後、住民の一部が洪水から間一髪で逃れた様子を語った。
カピョンは、1日あたりの降水量で記録的な量を観測した複数の地域の一つで、1998年9月30日に記録された全国1日降水量最高記録の156.3ミリメートルを突破した。
「地面が突然沈み込み、水は首まで達した。幸い近くに鉄パイプがあったので、必死でつかまった」と、ほぼ完全に破壊されたレストランのオーナー、アン・ギョンブンさんは語った。
省によると、ギャピョン周辺で土砂崩れが住宅を襲い、洪水で車両が流されるなどし、日曜日の時点で2人が死亡、4人が行方不明となっている。
アンさんを含む残された人々には、不確実な未来が待ち受けている。
「このレストランを10年間経営してきた……これからどうすればいいの?」と、まだ膨れ上がった川沿いに建つひどく損傷した建物のそばに立つアンさんは語った。
時折涙を流しながら、65 歳のアンさんは、レストランの冷蔵庫のいくつかが洪水で流されたと話した。
韓国全土で、1,999 の公共施設と、農場を含む 2,238 の民間施設が雨による被害を受けたと内務省が発表した。
雨は弱まったが、国家気象庁は現在、全国的に熱波警報を発令している。
韓国大統領の李在明(イ・ジェミョン)氏は、災害への徹底した対応を指示したと、大統領府が発表した。
「地方での豪雨が日常化している中、地域特性に応じた対策が急務だ」と、李大統領の報道官、カン・ユジョン氏は述べた。
「公務員の規律に重大な怠慢や過失が認められた場合、責任を問うとともに、再発防止のための徹底した措置を講じる」と述べた。
6月に就任した李大統領は、国をより安全にし、近年、当局の対応の不備が原因と指摘されてきた災害の再発防止を約束している。
ロイター