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日本、新型コロナウイルスの感染者抑制に成功したことが治療法を模索する妨げに

24 Jun 2020
世界中で47万人以上の死者を出したこの病気に取り組んでいるほとんどの先進国よりも、日本は健闘している。(シャッターストック)
世界中で47万人以上の死者を出したこの病気に取り組んでいるほとんどの先進国よりも、日本は健闘している。(シャッターストック)
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Updated 25 Jun 2020
24 Jun 2020

各国が新型コロナウイルスの治療法やワクチン開発を競う中、日本は独自に新たな感染者数のペースダウンに成功したことで、臨床検査に参加する患者が不足するという事態に見舞われている。

12種類以上のワクチン(そのうち6種類以上は中国で)の臨床試験が進行中だが、日本で初めての治験は来月開始される予定だ。

治療法の開発に関しては、ロシアとインドが富士フイルムのアビガンを新型コロナウイルスの治療薬として承認した。しかし日本では、安倍晋三首相がこの薬の可能性を大々的に宣伝し、5月に承認したい考えを示したものの、承認するかどうかの決断は7月以降になりそうだ。

群馬大学医学部附属病院でアビガンの治験を担当する中村哲也医師は「新型コロナウイルスの感染者数は減少しており、臨床研究が完了するまでしばらく時間がかかると考えています」と述べた。

「アビガンが海外で承認されているのに、日本で承認されないのは残念です」
世界中で47万人以上の死者を出したこの病気に取り組んでいるほとんどの先進国よりも、日本は健闘している。ここ数ヵ月、エピデミックによって日本国内は医療崩壊の危機に瀕しているが、重症患者は全国で60人ほどだ。

検査の追跡データによると、新型コロナウイルス関連の臨床試験は日本で54件ほど始まっているが、そのほとんどはまだ患者を募集している段階だ。

一般的に「ファビピラビル」と呼ばれるアビガンへの関心が急上昇したのは3月、中国政府が新型コロナウイルスの患者に効果があるようだと発言した後のことだ。現在、世界中でアビガンに関連した25件以上の臨床試験が行われている。

中村医師によると、アビガンが規制上遅れを取っている原因の1つとして、臨床試験が複数の国で同時に実施される必要があるという事実を挙げている。しかし、このような研究は「非常に費用がかかる」という。

富士フイルムは「できるだけ迅速に」臨床試験を完了しようと努めていると述べた。

日本のバイオテック企業ヘリオスは4月、新型コロナウイルスの患者に肺の治験を行うと発表したが、まだ募集は始まっていない。

同社のリチャード・キンケイドCFOは「日本の患者数が少ないことを考慮して慎重にコホートの規模を決めて、5人ぐらいの患者を募集する予定です」と述べた。

国内の患者数が少ないため、日本が規制当局の承認を得るには海外のデータや結果に頼らざるを得ないかもしれない。

厚生労働省の佐原康之氏によると、「データの質が良いと見なされれば」この方法は普及するという。

佐原氏はロシアやインドのアビガン承認について、またこうした国からのデータを日本で使用するかについてはコメントしなかった。日本の医薬品規制機関である「医薬品医療機器総合機構」にコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。($1 = 106.47円)

ロイター通信

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