
ジャパン・ニュース・ネットワーク(JNN)が実施した世論調査の結果が6日に発表され、来年の東京オリンピックは「開催できないと思う」と答えた人が77%にのぼった。
当初7月に開催予定であった東京2020オリンピックは、新型コロナウイルスの感染拡大により、すでに1年延期されている。
同大会の主催者は大会日程の再調整を進めているが、来年日本でオリンピックを開催することが適切か、また可能かどうかという問題は残っている。
主催者側は先般、来年の大会を「簡素化」してコストを削減し、新型コロナウイルス感染症に関連するリスクを低減することを目指すと表明した。
しかし、週末に実施された、日本の政治に関するJNNの世論調査では、回答者の77%が、2021年にオリンピックは「開催できない」と考えていることがわかった。理由は明らかにされていない。
来年「開催できると思う」という回答は17%にとどまった。
今年3月に日本政府と国際オリンピック委員会は、2021年まで東京オリンピックを延期するという前例のない決定を下した。
それ以来主催者側は、コストの負担増、選手の安全確保、会場の確保など、延期によって生じるさまざまな問題について検討を重ねている。
ロイター