
茂木敏充外相は10日午前、来日中のビーガン米国務副長官(北朝鮮担当特別代表)と東京都内で会談した。挑発的な行動を繰り返す北朝鮮や、香港への統制を強める中国など、緊迫化する東アジア情勢について協議。日米が緊密に連携して対処する方針を確認した。
茂木氏は「世界中が(新型コロナウイルス)感染拡大の危機にある中でも、日米が連携して『自由で開かれたインド太平洋』を維持、強化することが重要だ」と強調。「強固な日米同盟の下、北朝鮮情勢や国際社会の共通の課題に連携して取り組みたい」と語った。
ビーガン氏は「新たな課題に直面する中、今まで以上に緊密に連携することが重要だ」と応じた。また、トランプ大統領が対面方式の開催を提案している先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ、「8月末に安倍晋三首相をお迎えできることを非常に楽しみにしている」と述べた。
この後、ビーガン氏は河野太郎防衛相や北村滋国家安全保障局長と会談。10日中に離日する。
JIJI Press