
東京:日本政府は金曜日、国連の委託機関「緑の気候基金」に15億ドルの追加拠出を行うことを発表した。同機関は開発途上国の地球温暖化対策を支援するために設立されたものである。
これにより日本の拠出金は合計30億ドルとなり、イギリスの30億500万ドルとほぼ並ぶ。
基金の拡充を目的にパリで開かれた国際会議において日本は、まず10億ドルを拠出し、これに続いて5億ドルを追加拠出する予定であると述べた。
地球温暖化に懐疑的な姿勢を示すアメリカとオーストラリアはこの基金拡充には協力しない立場を取った。
イギリス、フランス、ドイツなど8か国は各国通貨ベースで拠出金を倍増する。
基金の設立は2010年に開催された国連気候変動枠組条約第16回締約国会議 (COP 16) で決定された。
緑の気候基金は開発途上国における太陽光発電設備の建設や洪水防止対策などのプロジェクトへの資金援助を行い、途上国が地球温暖化から被る影響を軽減しようとするものである。
JIJI PRESS