
日本の厚生労働省は、イギリスでの臨床試験により入院患者の死亡率低下が示されたことを受け、新型コロナウイルスの2番目の治療薬として、安価で広く使用されているステロイド薬「デキサメタゾン」を承認した。
同省は、最近改訂されたハンドブックの中で、ギリアドサイエンシズ社の抗ウイルス薬レムデシビルと並ぶ治療薬の選択肢として、デキサメタゾンを追加した。この改訂は、水曜日に日本のメディアによって広く報道され、ロイターによって確認された。
この薬を製造する一社である日医工の株価は、取引開始から早い段階で6.5%も上昇した。
先月発表されたイギリスの研究者グループによる試験結果では、第一選択薬としてのデキサメタゾンが、新型コロナウイルス感染患者の死亡率低下に効果があったとされ、科学者たちはコロナウイルスのパンデミックにおける大きな突破口になると述べた。
先週金曜日にニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表された、この大規模かつ無作為の臨床試験の全体的な結果から、重症または中等症程度の患者に対する効果が確認された。
ロイター