
小泉進次郎環境相は31日の閣議後記者会見で、政府の温室効果ガスの国内削減目標について「2050年に脱炭素社会を目指すべきだと、きのう(政府の)未来投資会議で提言した」と述べた。これまでも政府目標の引き上げを訴えているが、50年に排出ゼロにすべきだとの考えを明示したのは初めて。
現行の削減目標は、50年までに80%削減し、「今世紀後半のできるだけ早期に」排出ゼロとなる脱炭素社会の実現を掲げている。小泉氏は「今後あらゆる場を通じて、今の政府目標から50年の脱炭素社会という前倒しの達成が必要だと働き掛けていきたい」と話した。
JIJI Press