
沖縄県は13日、新型コロナウイルスの感染拡大が収まる兆しが見られないことから、15日までの予定だった県独自の「緊急事態宣言」の期間を29日まで延長すると発表した。県独自の警戒レベルも、最も高い「感染蔓延(まんえん)期」に当たる第4段階に引き上げた。
13日記者会見した玉城デニー知事は「現在の医療体制は逼迫(ひっぱく)している。看過しては医療の崩壊を招く」と述べた。
宣言延長に伴い、県民には引き続き不要不急の外出自粛を要請。13日からは新たに、買い物には原則1人で行くことや、会食で対面に座らないことも求めた。観光客らの来県に関しても「慎重な判断」を引き続き呼び掛けた。
一方、那覇市の繁華街、松山地域にあるキャバレーやナイトクラブなどへの休業要請については、1日の宣言発令以降は感染を抑制できているとして、16日以降は延長しない。
JIJI