
河野太郎沖縄担当相は19日、沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事と会談した。河野氏は今後の沖縄振興について「アジアに近い優位性を一緒に伸ばしていかないといけない。スピード感を持ってやらないといけない」と述べた。
玉城氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に関し、「反対の民意は(2018年の)知事選や昨年の県民投票でも示されている。政府は県との対話に真摯(しんし)に応じてほしい」と要請。河野氏は「内政面でのサポートが私の仕事なので、皆さまの教えを受けながら沖縄を支えるよう努力したい」と述べるにとどめた。
会談後、河野氏は沖縄振興について記者団に「基地のことも考えた上で経済を発展させていくことが重要だ」と述べ、基地問題と一体的に取り組む考えを示した。
JIJI Press