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東京：日本の大臣は、クウェートのサバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長の死後、哀悼の意を表した。

小池百合子東京都知事が金曜、東京のクウェート大使館を訪問した。これに先立ち、河野太郎行政改革担当相も木曜に訪問を行っている。

小池、河野両氏は、ハサン・モハメッド・ザマーン駐日クウェート大使に敬意を表した。

小池氏は、クウェートの君主の逝去を聞き大変悲しんでいる、と述べた。また、「日本とクウェートの相互関係強化」を目指した首長の尽力に感謝する旨を語った。

サバハ首長は「2011年の東日本大震災で被災した地域のため、という我々の要請に応じて、大量の原油を送ってくださった」、と都知事。

この原油が岩手の鉄道・列車の再建や、日本の人々の日常の交通・輸送手段提供の助けとなった、と小池氏は語る。

「これはクウェートと日本の友好の証です」と小池氏は述べた。 

クウェートのサバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長のご逝去を悼み、大使館に記帳に伺いました。 pic.twitter.com/yfjPP0nftl

— 河野太郎 (@konotarogomame) October 1, 2020

「我々の思いと祈りは常にクウェートの首長とクウェート人と共にあり、クウェートと日本の二国間関係を引き続き促進していく。」と同相は述べた。

「来年、クウェートの人々が東京オリンピックとパラリンピックのために来日することも楽しみにしている」と付け加えた。

菅義偉首相は、クウェート国首長サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ殿下の逝去に際し、哀悼の意を表した。

菅首相は発表された声明で「サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ・クウェート国首長殿下の御薨去の報に接し、深い悲しみを禁じ得ません。ここに、日本国政府及び日本国民を代表して、クウェート国政府及び同国国民の皆様に、謹んで哀悼の意を表します。」と述べた。

菅首相は、サバーハ首長に関して、「2006年の首長就任以降クウェートの経済社会開発を主導し、それまで外務大臣や首相として長年培った各国との緊密な関係と、卓越した叡智をもって中東地域の平和と安定の実現に重要な役割を果たし、世界各国から深い尊敬を集めた指導者だった」とした。

声明はさらに、サバーハ首長が2012年国賓として来日したのを始め、首長就任前も計7回訪日されたとし、2011年の東日本大震災を始め、日本で大規模災害が起きた時には寛大で温かな支援の手を差し伸べてくれたと首長を称賛した。

菅首相は更に、「卓越した指導者であったサバーハ首長のご逝去は、クウェート国民のみならず国際社会にとっての大きな損失」と述べ、「クウェート国民の皆様がこの深い悲しみを乗り越える際、日本はいつもクウェートと共にあります」と結んだ。