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延期の東京オリンピック、予定されていた11日目に夏の暑さが到来

東京の気温は、延期された2020年のオリンピックの11日目となるはずだった日に32℃に達した(Shutterstock)。
東京の気温は、延期された2020年のオリンピックの11日目となるはずだった日に32℃に達した(Shutterstock)。
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04 Aug 2020 08:08:00 GMT9
04 Aug 2020 08:08:00 GMT9

火曜日は2020年のオリンピックの11日目となるはずの日だった。そして、大会がパンデミックの影響で1年延期される前に最も恐れられていた事がついに現実となった。高温多湿の東京の夏日である。

最初の10日間の雨と穏やかな気温の後、火曜日の気温は蒸し暑い摂氏32度(華氏90度)に達した。予報では大会最終日となるはずだった日曜まで、同じくらいの気温が続く見込みである。

昨年の夏、東京では38℃(100F)に達する猛暑が続いたため、様々なイベントで主催者らは暑さ対策のテストを行った。

国際オリンピック委員会(IOC)が大会組織委員会に対し、マラソンと競歩の会場を東京から北に800キロメートル(500マイル)離れた札幌市に移すよう圧力をかけたのは、そのような懸念があったためである。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは、火曜日のオンラインミーティングの中で、委員会の中に今回の暑さ対策を注視する「小さなチーム」があると述べた。

「もちろん今年は大きなスポーツイベントは開催していない」と高谷氏は語った。「そのためテストプログラムは行っていない」。

同氏はいわゆる「WBGT」テスト(湿球黒球温度)が暑さの条件を測定するために実施されていると語った。

「このテストの結果は来年の大会で活用していきたい」と同氏は話した。

高谷氏は、2021年7月23日の五輪開幕に向け、どのような形で開催するのかを公開し始めるのは数ヶ月先になると繰り返し強調した。これには検疫、ワクチン、検査体制、医療体制、宿泊に関しての詳細が含まれる。

またこれには延期への費用の詳細も含まれる可能性がある。公式に見積もりは明らかにされていないが、日本における追加費用は20億ドルから60億ドルになると報道されている。これらの費用が開催費用の126億ドルに上乗せされる。国の会計監査院によると、実際の開催費用はその2倍以上になるとのことである。

「大会をどのように開催すべきかの合意について、明確なデッドラインは設けていない。具体的な議論は今秋から開始する」と高谷氏は語った。

IOCのトーマス・バッハ会長は、大会にはファンが来場することが望ましいと語った。これが海外からの観客を意味するのか、日本の観客のみを意味するのかは明らかにしていない。

「我々も東京五輪を無観客で開催することは望んではいない」と高谷氏は語った。「その点から、新型コロナウイルスの状況をしっかりと見極めていきたい」。

AP

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