
井上信治科学技術担当相と河野太郎行政改革担当相が28日午前、東京都内で会談し、日本学術会議の在り方の見直しに向け、緊密に連携していくことで一致した。学術会議を所管する井上氏と、行革を担当する河野氏が、この問題で直接意見を交わすのは初めて。
会談後、井上氏は「河野氏は行革の観点から予算や定員について検討していく。私は学術会議の機能、役割を踏まえた検証をする」と記者団に説明した。
井上氏は年末までに結論を出す方針で、検討作業を加速させる。自民党で学術会議の在り方を検討するプロジェクトチーム(PT)の塩谷立座長と午後に協議。29日には学術会議の事務局を訪れ、梶田隆章会長と会談する。若手や女性、地方在住の研究者らとの意見交換も予定している。
JIJI Press