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G20金融包摂会議、ギャップを埋めるためのテクノロジーを検討

サウジアラビアは11月にG20サミットを主催する。
サウジアラビアは11月にG20サミットを主催する。
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27 Jan 2020 03:01:16 GMT9
27 Jan 2020 03:01:16 GMT9

アラブニュース

リヤド:金融包摂、およびそれが経済的チャンスを解放し発展を可能にする可能性が、最近リヤドで開かれたG20会議の議題だった。

グローバル・フィンデックス・データベース2017によれば、世界には銀行口座を持たない成人が約17億人存在する。金融サービスから締め出されたそれらの人々は、若者と女性に偏っている。また、中小企業の資金調達ギャップは4兆5,000億ドルと見積もられている。

初めてとなるG20「金融包摂のためのグローバル・パートナーシップ(GPFI)」会議に先立って、同じテーマのセミナーが開かれた。

この会議に関する記者声明によれば、過去10年における大幅な進展にもかかわらず、金融包摂の分野にはまだ課題が残る。G20 GPFIは、テクノロジーの進歩を役立てることで、銀行サービスを利用できない若者や女性たちの数的ギャップを埋める方法を検討している。

G20 GPFIセミナーは、G20加盟・未加盟諸国や国際機関、非政府組織、国際開発金融機関、基準策定団体、および地域的・国際的規制当局や民間の利害関係者から講演者と出席者が一堂に会した1日間のイベントだった。

G20 GPFIの共同議長を務めるサウジのハイサム・アルグリヤは開会の挨拶で次のように述べた:「2020年の焦点は、デジタルや革新的技術を利用して若者や女性、中小企業の金融包摂を前進させ、先進国と発展途上国の両方で経済成長に対する彼らの最大の可能性と貢献を解放することになります」

セミナーの後、サウジG20議長がGPFI会議のための優先順位と作業プログラムを提示した。この提示では、若者のデジタル金融包摂の前進、デジタル金融包摂を通した女性のエンパワーメント(力を与えること)、およびデジタルで革新的な中小企業資金調達の促進という3つの分野に重点が置かれた。

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