
ソニーは5日、タクシー会社向けにタクシーの需要予測アプリの提供を始めたと発表した。人工知能を活用し、走行データや天候情報などから10分後~半日先のタクシー需要を予測。需要の高いエリアや走行ルートを運転手用のタブレットに表示する。
アプリは、ソニーや都内タクシー会社5社などが共同出資する配車サービス運営会社・みんなのタクシーを通じて提供。まず大和自動車交通の約630台に搭載する。
ソニーは今後、タクシー運転手向け安全運転支援ツール開発のため、都内で走行データを収集するタクシー型車両の試験走行も予定している。
みんなのタクシーは同日、KDDIやNTTドコモなど4社と資本業務提携を発表。出資額・比率は非公表だが、引き続きタクシー会社が株式の過半数を保有する。