
国内では31日、新たに4520人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1日当たりの新規感染者は初めて4000人を超え、過去最多を更新した。重症者も前日比13人増の681人で最多となった。死者は計49人。
東京都では1337人の感染が判明した。都内で1日当たりの新規感染者が1000人を超えるのは初めて。過去最多だった26日の949人を400人近く上回った。
都によると、年代別では20代が385人で最多。30代248人、40代195人などと続いた。65歳以上の高齢者は172人だった。都の基準による重症者は前日より4人増えて89人となり、3日連続で緊急事態宣言解除後の最多を更新した。
30日時点の陽性率は10.2%で、宣言解除後で最高となった。感染者急増の要因について、都の担当者は市中感染の広がりのほか、年末年始を控えた医療機関が届け出を急いだ可能性もあるとの見方を示した。
神奈川県では新たに588人の陽性が判明。東京都以外の道府県で500人を超えたのは初めて。新規感染者はこのほか埼玉(330人)、千葉(252人)、岐阜(83人)、福岡(190人)各県で最多を更新した。