
厚生労働省は8日、新型コロナウイルス感染者用の病床使用率(6日時点)を公表した。
感染ピーク時における確保想定病床の使用率が50%以上に達し、緊急事態宣言の対象となるステージ4(爆発的感染拡大)の目安に達したのは群馬、埼玉、東京、岐阜、愛知、滋賀、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本の11都府県で、前週(昨年12月30日時点)より3県増えた。東京は78.1%、重症者用では87.4%となり、いずれも全国で最も高かった。
使用率が20%以上で2番目に深刻な「ステージ3」(感染急増)は25道府県で、前週より3県増えた。
使用率が東京の次に高かったのは兵庫で70.1%。以下、滋賀(68.6%)、大阪(64.4%)、埼玉(59.0%)、愛知(58.9%)などが続いた。政府が緊急事態宣言を発令した地域では、千葉が44.3%、神奈川が34.7%だった。
重症者用でステージ4水準は東京と大阪(64.7%)。ステージ3水準は13府県で、兵庫(45.0%)や神奈川(39.5%)などが高かった。
JIJI Press