
沖縄県の玉城デニー知事は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県独自の緊急事態宣言を出すと発表した。期間は20日から2月7日まで。県民に対し、不要不急の外出自粛を要請する。併せて、国の緊急事態宣言の対象地域に追加するよう求める。
政府の宣言から除外された地域のうち、これまでに茨城、三重、熊本、宮崎の4県が独自の宣言を発令。長崎県も今月16日、長崎市に限定した宣言を出している。
玉城知事は記者会見で「島しょ県である沖縄県には医療資源に限りがあり、地域医療崩壊が目の前だ」と訴えた。
宣言では、22日から期間中、全市町村の飲食店を対象に、営業時間を午後8時までに短縮するよう要請し、応じた事業者には68万円(1日当たり4万円)の協力金を支給する。国の宣言や、自治体独自の宣言が出ている地域、県内離島との不要不急の往来自粛も求める。
県内では16日に130人、19日に113人と相次いで100人を超える新規感染者を確認。重症者用病床占有率は66.7%に上っている。
JIJI Press