
同地域を2011年に襲った壊滅的な地震の余震とみられる揺れで100人以上が怪我をした翌日曜日、日本の東北地域一帯で電車が停止された。
マグニチュード7.3の地震が午前零時手前の土曜日に襲い掛かり、壁にひびを入れ、窓を粉々にし、震源地に最も近かった福島地域で地滑りを引き起こした。
気象庁は、この地震が津波と25年以内で世界最悪の原発事故を引き起こした2011年3月11日のマグニチュード9.0の地震の余震と思われると述べた。同庁が数日間は余震に気を付けるよう警告した。
地震は何百キロ(マイル)も離れた日本の首都である東京の建物を揺らした。
現地時間午後11時8分(グリニッジ標準時1408)に発生した地震の直後は数十万件以上の建物が電力を失ったが、日曜日の朝までにほぼ回復された。
だが数千世帯で水が出ないままであったため、住民たちはトラックから水を受け取る為、プラスチックの水入れと共に列をなした。
停電では予防接種にむけて金曜日に到着したファイザー社のCOVID-19ワクチンのいずれにも影響は及ばなかった、と内閣官房長官の加藤勝信氏が日曜朝の記者会見で伝えた。
骨折した複数名を含む最低でも104人が怪我をしたとNHK全国放送が伝えたが、報告されている死者はいない。
津波はなく、原子力発電所でも異常は報告されていない。NHKは160ml(5オンス)の水が福島第二原発の使用済み核燃料プールから漏れたと報告したがこれによる危険はない。
この地震は、2011年に太平洋沿岸一帯を壊滅させ20,000人近くの死者を出した巨大な地震の記憶を呼び起こした。
日本北部への新幹線の運行は、線路沿いの被害により一時停止となった。一路線は最低でも火曜日まで再開される見込みはない。
世界で最も地震活動が活発な地域の1つにあたる日本では地震は日常的だ。日本は世界で発生するマグニチュード6以上の地震の約20%を占めている。
ロイター通信