
ロンドン:新型コロナウィルスのワクチン接種が可能になってから1ヶ月以内の接種を希望する人の割合が日本は半数以下であることが、金曜日、 世界経済フォーラムとフランスの調査会社イプソスによるグローバル調査で明らかとなった。
「新型コロナウィルスのワクチンの接種が可能になったら、いつ接種したいか」という質問に対して、日本人回答者の49%が「すぐに接種する」あるいは「1か月以内に接種する」と回答した。
これは世界的に見ても比較的低い数字であり、日本では多くの人がワクチン接種を様子見をしていると考えられる。
この調査は2021年2月25日〜28日、75歳未満の成人13,500人以上を対象に、イプソスのオンライン調査プラットフォームで実施された。
「すぐに接種する」あるいは「1か月以内に接種する」と答えた人の割合が最も高かったのがイギリスとブラジルで85%だった。日本は調査対象の15カ国中12位だった。
日本では、「すぐに接種する」が36%、「1か月以内に接種する」が13%となった。最も低かったのが韓国で、1か月以内の接種を希望する人は31%だった。自国産ワクチンを開発した中国とロシアはそれぞれ43%、35%と日本より低かった。
時事通信社