
田村憲久厚生労働相は21日のNHK番組で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言に関し「いったん解除するが、新たなステージで闘っていくということ。(拡大防止へ政府が取り組む)『五つの柱』の下でしっかり感染を抑える」と強調した。
政府は宣言解除に当たり、感染力が強いとされる変異ウイルスの監視体制強化など5本柱の対策を決定。このうち、変異ウイルスが流行している国や地域からの入国者に対する検査や、滞在中の行動・健康管理について、田村氏は「全ての国に広げていくことを考えている」と述べ、水際対策にさらに力を入れる方針を示した。
医療従事者に加え、4月から高齢者らに対象が広がるワクチン接種については、「(困窮者や学生ら)住民票のない地域に住んでいる人に対しても情報が伝わらなければいけない」として、周知を徹底する考えを表明した。
JIJI Press