
沖縄県は9日、県内の新型コロナウイルス患者から、変異型の一つで米国由来の「L452R」が検出されたと発表した。空港検疫を除き、国内での初確認という。
県によると、1~3月に国立感染症研究所に送った検体に含まれていた。感染者の年齢や性別、居住地域などは明らかにしていない。渡航者らと接触はなく、米軍との接点も確認できないという。
米国由来型はカリフォルニア州で多く確認されている。感染力が20%程度強まるとされ、世界保健機関(WHO)は、南アフリカ型やブラジル型より低い「注目すべき変異株」に分類している。
JIJI Press