
東京東京オリンピック組織委員会は木曜日、先週行われたオリンピック聖火リレーでの任務の翌日、警察官が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表した。
これは、3月25日に福島県北東部から始まった東京オリンピック聖火リレー関係者でコロナへの感染が確認された初めての例となる。
主催者によると、この30代の警察官は、4月17日に香川県南西部で開催された聖火リレーの交通規制の任務にあたっていた。警察官はその後症状が出始め、翌日には新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。現在地元の保健所が調査を行っている。
関係者によると、この警察官はマスクを着用し、社会的距離を取るなどの感染予防対策をとって勤務していたという。
今回の感染報告は、大阪府を中心とした関西の都市圏と東京で3度目となる緊急事態宣言の準備が進められる中で行われた。より感染力の強い英国由来の新型コロナウイルス変異株の影響により、現在取られている対策では感染拡大を食い止めることができなかったため、金曜日に緊急事態宣言が再度発令される予定である。
火曜日の時点で、日本国内で累計感染者54万1,496人、死者数9,710人が報告されている。この結果は、世界的に見れば良いが、アジアで見ると悪い数字である。強制的なロックダウンがないと、日本の人々は感染予防措置に協力的ではなくなってしまう。
東京オリンピック組織委員会らは、すべての参加者と関係者が万全の感染予防対策を取っており、今回の感染確認が今後の聖火リレーイベントに影響を与えることはないとしている。
聖火リレーは、1万人の聖火ランナーが4ヶ月間かけて日本を縦断し、7月23日に聖火が国立競技場に到着してオリンピックの開会式が行われる。
感染予防対策として、先週大阪府で行われた聖火リレーは公道ではなく、市の公園内で行われた。
5月1日から2日にかけて沖縄県で行われる聖火リレーについても、同様の措置が取られる可能性がある。
AP