
ソウル
韓国の文在寅大統領は火曜日、日本政府が韓国への輸出管理強化措置を撤回しないのであれば、日本との軍事情報共有協定の維持は困難であるとの意向を再度強調した。
文大統領は、ソウルの大統領府でのマーク・エスパー米国防長官との会談で、安全保障上の懸念を理由に韓国への輸出に対する規制を強化した日本と、軍事情報を共有することは困難であると述べた。
文大統領の発言は、エスパー氏がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を維持する必要性を強調したことを受けてのものだった。韓国は、11月23日に協定を失効させる予定だ。
大統領府の発表によれば、エスパー氏は文大統領に、米政府は今回の問題の円満な解決に向けて努力するよう、日本政府に求める意向であると伝えた。
エスパー氏は鄭景斗韓国国防相との共同記者会見で、協定は日米韓三カ国間の連携にとって重要な手段であると述べた。
鄭氏は協定が維持されることが望ましいと述べる一方で、協定を維持したいのであれば、日本政府は輸出規制を撤回するべきであると訴えた。
時事通信社