
華城、韓国:韓国全土の何百人という漁師たちが金曜日、日本に対する抗議活動に参加し、損傷した福島原発からの汚染水を海に放出するとの決断を撤回するよう求めた。
韓国の全国漁業協同組合連合会によると、9都市の港で開催された抗議集会には約800人の漁師たちが参加したという。
西海岸のカンポンという港では、漁師らが反日の横断幕を掲げて次のようなスローガンを唱えた。
「日本の決定を撤回させろ」、「無責任な核攻撃を非難しろ」。日本の決定を非難する横断幕を掲げた20隻の漁船が、港付近を航行した。
「父がこの海を私に残してくれて、私はそれを息子へ引き継ぐつもりでいる。息子も漁師をしている」とヨンドゥリという漁村の村長をしているパク・リスンさんは言った。パクさんは水産業界で38年間働いている。「日本はなぜこんなことをするのか。海に対してそのような酷い仕打ちがなぜできるのか。日本人は魚を食べないのか」
日本は今月、2011年に地震と津波で損傷した原発からの100万トン以上の汚染水を、濾過して有害な同位体を取り除いた後、海に放出すると発表した。
この計画は直ぐに、韓国、中国、台湾など近隣諸国からの反対を受けた。
「これは我々の生計に関わる問題だ」とパクさんは付け加えた。「もし消費者が汚染水のニュースを見続ければ、我々がここで獲った魚も買ってもらえなくなる」
ロイター