
ミャンマーで治安当局に逮捕されたフリージャーナリストの北角裕樹さん(45)が3日、「虚偽のニュース」を広めた罪などで起訴された。在ミャンマー日本大使館が確認した。起訴により裁判が開かれる見通しとなり、拘束がさらに長期化する恐れもある。
北角さんは虚偽ニュースの拡散を禁じた刑法、査証発行の条件を定めた入国管理特例法に違反した罪で起訴された。裁判の期日は未定。有罪の場合、虚偽ニュース拡散は最高禁錮3年、入管特例法違反は同5年を科される。
北角さんは最大都市ヤンゴン在住で、インターネット交流サイト(SNS)や日本メディアへの寄稿を通じ、情報を発信していた。どの情報が虚偽と判断されたのかは明らかでない。
北角さんは4月18日に自宅で逮捕された。その後、ヤンゴンのインセイン刑務所で収監され、取り調べを受けている。面会は認められていない。大使館は「早期解放を求めるとともに、できる限りの支援を行う」としている。
JIJI Press