




アラブニュース・ジャパン
東京: 日本の与党議員たちが火曜、スリランカ人女性の死をめぐる野党からの圧力を受け、難民申請者の取り扱いと本国送還に関する規則を変更する動きを取り下げた。この与党の動きは物議を醸していた。
この法案には承認されなかった亡命希望者の本国送還を簡単にする変更が含まれており、人権団体や立憲民主党を含む全ての野党から強い批判を受けていた。
入国者収容施設でスリランカ人女性(支持者たちにより33才のウィシュマ・サンダマリさんと判明)が死亡したことを受け、反対の声が高まっていた。
サンダマリさんは虐待的な関係から逃れるため警察の保護を求めていたと伝えられるが、その後、ビザの期限が切れていたために収容された。
彼女は1月から繰り返し腹痛などの症状を訴えていたと伝えられ、支援活動家たちは彼女に十分な医療が提供されなかったと主張している。死因は公式に開示されていない。
人権活動家たちは以前から、医療緊急事態に対する警備官の対応方法など、日本の収容施設の状態を批判していた。この批判が生じたのは、以前にガーナ人男性が強制送還の際に不当に死亡させられた、別の事件が起こった後だった。
野党は政府に対し施設内での女性の状態を記録した動画を開示するように迫ったが、政府はセキュリティを理由にこれを拒否した。
それに反応して野党が出入国管理法(入管法)案の審議を拒否し、与党は国会の緊張を緩和するため、法案を取り下げることを発表した。
「衆議院法務委員会で審議されている入管法について、これ以上議論しない」と、自民党の森山裕国対委員長は記者たちに話した。
火曜、国会議事堂の前に約100人の活動家とイランやガーナからの移民を含む難民たちが集まり、より一層の人権を要求した。
一方、スピーカーが日本の議会である国会内から政治家たちの審議の様子を伝えると、あるガーナ人女性は法改正を取り下げる決定を歓迎し、日本人女性にキスして支援に感謝した。
年配の日本人も、この法案を断念する議員たちの決定を歓迎した。法案には、難民の地位を求めている外国人を申請手続きの進行中に本国送還する計画が含まれていた。
日本の入国管理政策は非常に厳格で、受け取った難民申請の約1%しか承認していない。亡命を求める人たちには重い立証責任を負わせており、案件が処理されている間に入国者を長期間収容することがしばしばある。
*AFP参照