中山防衛副大臣、イスラエルによる「ガザテロリスト」への戦争支持ツイートを削除

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中山防衛副大臣、イスラエルによる「ガザテロリスト」への戦争支持ツイートを削除

中山防衛副大臣、イスラエルによる「ガザテロリスト」への戦争支持ツイートを削除

５月２０日、ハマスとイスラエルの間で停戦が発効すると、中山氏は「中東で起きていることを日本の方に知ってもらいたいと思い、議員個人として投稿した。役割を果たせたので削除した。国会審議に影響を与えたくなかった」と述べた。(Supplied)

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22 May 2021 08:05:11 GMT9

カルドン・アズハリ

東京: 日本の中山泰秀防衛副大臣兼内閣府副大臣は、ハマスに属するガザ地区のパレスチナ人をテロリストと位置付け、イスラエルによるガザ攻撃を擁護したツイートを削除した。

５月２０日、ハマスとイスラエルの間で停戦が発効すると、中山氏は「中東で起きていることを日本の方に知ってもらいたいと思い、議員個人として投稿した。役割を果たせたので削除した。国会審議に影響を与えたくなかった」と述べた。

自民党の世耕弘成参院幹事長は記者団に対し「ご迷惑をかけたとして中山氏が自主的に削除した」と述べた。

駐日パレスチナ代表部のワリード・シアム大使はアラブニュース・ジャパンに対し、中山氏の「人種差別的」なツイートは「いわゆる国防軍によって殺された罪のないパレスチナ市民の命が失われたことへの敬意の欠如」を示していると述べた。シアム氏はまた、中山氏はパレスチナ人に謝罪すべきであり、ツイートを削除するだけでは不十分だと述べた。

中山氏は参院外交防衛委員会に欠席したが、自身のツイートをめぐり質問を予定していた野党からの圧力を避けたものとみられる。

外務省関係者は、イスラエルとガザに対する政府の立場は中山氏の見解と異なると述べた。

「私たちの心はイスラエルにある（ハマステロリストに反対）」と中山氏はツイートし、在日のアラブ人やムスリムの外交団とそのコミュニティに衝撃を与えた。東京で行われたデモでは中山氏を非難し辞任を要求、政府高官として不適格だと訴えた。

中山氏は長年、日本・イスラエル友好議員連盟の一員であり、かつてイスラエルのキブツに住んでいた。情報筋によると、彼はイスラエルを何度も訪問しており、駐日イスラエル大使館と緊密な関係がある。

中山氏は日本のテレビ番組で、なぜイスラエルがテロリストから国民を守るためにガザ地区を爆撃しなければならないかについて語り、悔いのない様子を見せた。中山氏は、建物が廃塵と化す前に退避するよう人々に事前通告を行っているならば、イスラエルがガザ地区に対し「標的を絞った」爆撃を行うことを支持するとした。AP通信やアルジャジーラなど、多くのメディアがオフィスを構えていたガザ地区のメディアタワーの崩壊も含まれる。中山氏は、これがイスラエルによる正当な自衛であることを示唆した。その爆撃は日本外国特派員協会を含む世界中の政府やメディアから強く非難された。

「あなたならどうしますか？」と中山氏はツイートした。「ある日突然24時間で300発以上のロケット弾がテロリストによって撃ち込まれ、愛する（イスラエル人の）家族の命や、家を（破壊され）奪われたら。イスラエルにはテロリストから自国を守る権利がある。最初にロケット弾を一般人に向け撃ったのは一体誰だったのか。私達の心はイスラエルと共にある」

「中山氏はイスラエルが占領国であることを忘れており、違法な入植地を拡大することで東エルサレムの法的地位を組織的、系統的に変えようとしている。彼はイスラエルのパレスチナ領土植民地化を支持している」と駐日パレスチナ大使は述べた。「中山氏は論理的に誤っており、受け入れられるものではなく、不誠実である。このような発言が日本政府関係者よりなされたことに失望した」