
加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、新型コロナウイルスのインド変異株に対する水際対策を強化するため、インドなど6カ国からの入国者に求めている指定施設での待機を、6日間から10日間に延長すると発表した。28日から実施する。
対象はインドのほか、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、モルディブ。政府は6カ国を「変異株指定国・地域」と位置付け、在留資格保持者の再入国を原則として拒否している。
この対象とならない日本人や特段の事情のある入国者は、指定施設に10日間の滞在を求められる。3、6、10日目にそれぞれ検査を行い、陰性が確認されれば自宅へ移ることができる。
また、政府は新たに英国とカザフスタン、チュニジア、デンマークの4カ国をインド株流行国に指定し、入国者に指定施設で3日間の待機を求める。加藤氏は「国民の不安を取り除く観点から、引き続き必要な措置を機動的に講じる」と語った。
JIJI Press