
東京: 女子テニスのスター選手である大坂なおみが月曜日、東京五輪には最高の状態で臨みたいと発表し、記者会見にも参加する意向を示した。大坂はうつ病や不安症に苦しんでいるとして複数のトーナメントへの出場を辞退していた。
これまでにウィンブルドン選手権を欠場し、全仏オープンを棄権した世界ランキング2位の大坂は、NHKに対し、新型コロナウイルスの影響で延期された東京五輪に向けて準備中であると述べた。
NHKが報じたメッセージの中で、23歳の大坂は、「五輪に最高の状態で臨めるよう、少しずつ準備をしています」と述べた。
さらに、「世界中の注目を浴びるようになってから、常に不安に襲われてきました。大きな大会に臨む際は特にそうです」と綴った。
大坂は今年6月、全仏オープンに1試合のみ出場後、記者会見を拒否して同大会を棄権し、メンタルヘルスをめぐる議論を巻き起こした。
日本国籍の大坂は、試合後の記者会見は自身のメンタルヘルスに悪影響をもたらし、「落ち込んでいる人間を蹴落とす」ようなものだと述べてた。
その後、ソーシャルメディアへの投稿でうつ病や不安症と闘ってきたことを明かし、休養のためしばらくコートを離れると発表した。
NHKが発表したメッセージで、大坂は五輪で母国の代表としてプレーできることを「誇りに思う」と述べ、自らのメンタルヘルスに配慮しながら記者会見にも参加するつもりだと説明した。
大坂は全仏オープンで、参加を義務付けられている記者会見を欠席したことで、1万5000ドルの罰金を科せられ、同大会への出場停止処分の可能性を警告された。
高圧的な対応だとして批判を受けた全仏オープンの主催者側は、大坂には「配慮と敬意」を持って対応したと主張した。
大坂の代理人は先月、大坂は友人や家族と時間を過ごすため、ウィンブルドン選手権を欠場すると声明で述べた。
その一方で、大坂は7月23日に開幕する東京五輪で「母国のファンの前でプレーできるのを楽しみ」にしていると代理人は付け加えた。
AFP